- 従来の遮熱塗料
- 反射と断熱を主体とする組合せで遮熱する方法が一般的です。即ち、反射とは光沢や白又は白に近い色による反射、断熱とはバルーンなどの空気を利用する方法です。この方法を用いると塗装直後の結果は良好です。しかし、表面に汚れが付着して反射を阻害したり、空気層を取り込むために用いる殻がセラミックなどを用いると、それが蓄熱体として働き、遮熱効果を著しく低下させてしまいます。結局、これが長期安定性に欠ける為に普及を阻害する要因となっています。
- 熱交換塗料は、従来の反射や断熱の考え方を用いてはいません。
- 太陽光線が塗膜に当たると、その中の一部が熱エネルギーに変換されて塗膜中に分散・移動をします。
塗膜中には、熱交換作用の強い特殊な材料が入っており、これに接触するとただちにエネルギー変換が起きます。大半の熱は運動エネルギーとして消費されます。この原理ですと、熱の吸収力(濃い色)や表層の汚れなどの問題点も解決されます。
- 具体的な応用例として
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- 濃色塗装が可能
- 表面が傷ついたり、汚れたり、摩耗しても熱低減効果を維持できる
- 光沢が必要ないので、安価で広範な樹脂が利用可能
- 実例用途
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- マンション、一戸建ての外装塗装による冷房コストの削減
- 工場、物流倉庫の折半屋根塗装による冷房コストの削減
(CO2の大幅な削減実現)
- 屋上シート、防水層の熱劣化防止効果
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